イギリスを思い出す日
今日、買い物に行って新規オープンしたお店を覗いたのです。
そこに鎮座していたのは、これ。
イギリスのモルトビネガー。(文字色もモルトビネガー風にしてみる)
それも記憶の奥底から蘇るサーソンズのガラスボトルやないかーーーい!
昔々ヨーロッパを長期旅行していたとき、イギリスで物価高にメゲた私は、ほとんど毎日がフィッシュ&チップスのテイクアウトになってしまったのです。
当時フィッシュ&チップス の一番安いものが500円〜600円くらいだったと記憶しています。(もっと安かったかもしれない)
そしてフィッシュ&チップス のお供と言えば「モルトビネガー」。イギリス人はこれをダバダバと掛けて食べます。
フライにソースじゃなくて酢??と思ったのですが、食べてみるとチープな油っぽさが消えてサッパリとして実に美味しい。マジ飽きない。
まだお子さま舌だった私が初めて感じた「ベストマリアージュ💕」だったかもしれません(苦笑)
安く食べるにはテイクアウト(座って食べると値段が倍になる)、でもそうすると買ったときに掛けるだけ。もっとダバダバしたくてもできないじゃないか・・・
そう思った私は、スーパーでモルトビネガー のボトルを買ったのです。
マイ・モルトビネガー 💓 (当時はまだペットボトルがなかったから、重いガラス瓶でした)
バッグのポケットに酢の瓶を差し、美術館やら博物館も酢がいっしょ。知り合った日本人旅行者たちに笑われながら、公園などで毎日思う存分ダバダバしたものです。
そして日本に帰ってきてからン十年。たまに思い出し、そこらのスーパーでモルトビネガー を探すのですが、日本ではウケないのか一度も見かけたことがありませんでした。
それが今日突然目の前に現れたのです。しかも若かった私がバッグに差してたあのボトルそのものが! 気づいたら買い物かごに転がっていました。当然です。
しかしン十年の間に体重をとてーも気にする人になっていた私は、家ではほぼフライを作りません。なのでフライを作れるほどの量の油も家になく、はてどうやってこの子を使ったものか?
デパ地下でチキンカツを買って帰宅し、それにダバダバしてみました。
ダバダバダバダバダバダバダバ・・・ 懐かしの大橋巨泉11PMではありません、モルトビネガー です。
ううぅうんんんんんんうんうんうん!!!!これ、これ、これだよ!!フライにはこれ!!!!
イギリスではフィッシュ&チップスをフォークとナイフを使いながらゆっくり座って食したことしかないという、とても金持ちとしか思えない家人(自分比)に私のモルトビネガー 愛を熱弁し、本日の夕食を和気あいあいと終えたのでした。
これはリピ決定だね。家ではフライ食べない主義が揺らいでしまい、一体どうしてくれるよモルトビネガーさん✊
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